4/22に発売されるAMDのゲーミング向けプロセッサ、Ryzen7 5800X3Dについて、情報と所感をまとめてみました。






5800X3Dは縦方向への半導体積層技術によりL3キャッシュを32MBから96MBに増量した改良版です。
この技術によりレイテンシの削減など、ゲーミング用途において性能を発揮できるようになっています。

上記記事にあるベンチマーク結果によると

ゲーミング性能 5800X3D > 5800X
エンコードや通常用途 5800X > 5800X3D

ゲームの中でもL3キャッシュの効果が出やすいゲームと、そうで無いゲームでかなりの開きがあるようです。
現在、ゲーミング用途において最高の性能と言われているCore i9 12900Kに匹敵する性能があり 、
241WのCPUに対して、141Wで同等以上の性能を引き出せるのは恐ろしいですね……。

現在でも高性能である、Zen3CPUからの載せ替えは、コストパフォーマンスが悪いので
ゲーミング用途の中でもハイエンドグラフィックボードの性能を引き出すためや、高FPSを維持したいなど、こだわりがある方向けのCPUなのかなと。


前世代の改良版でこれだけの性能を引き出せることを考えると、
2022年後半に発売され、同じく3D V-Cashe技術が採用されるZen4シリーズも高い性能が期待できそうです。